2013年

2月

03日

"khat"

1月が終わった。

 

 

長いこと僕は歌の無い世界でギターを弾いてきて、と書くと

無駄にカッコ良く聴こえるけれどまあでもとにかくそういうのが好きで

数年前まで歌をうたう人との関わりが少ないほうだったのだけど

何年か前にムーンカンパニーの谷津氏を通じて畑崎大樹さんと

知り合った。

 

出会った当初は緊張して(笑)ギグの前に自分のギターに1本しか

弦が張られていない夢を見たりした。びびりなのだ。

 

 

それで何年か関わってるうちに会えば1曲、2曲と混ぜてもらう

ようになって現在では不定期的に何か一緒にやらせてもらうように。

 

 

とはいえ畑崎大樹さんにはASIA SunRiseという顔があり

僕とは違ってそうそうスベるわけにはいかない立場にいる人だと

僕は認識してる。そういう人が僕みたいに自分でも何をやろうと

しているのかわからないような迷子系ギタリストとたまに会っては

一緒に迷子になろうとするのは不思議な気がした。最初は。

 

 

でもよくよく考えたら僕自身もいつからか迷子になるべく道を

外れてきちゃったような気がする(いや、大樹さんも道を外れて

しまったという意味ではなく)。僕の影は僕自身の為になのか

知らず知らずに境界線の向こう側を歩きたがる。傾向かな。

何故か不完全なものに惹かれて、一部の隙もなく構築されたものより

どこか頼りない要素のあるものに魅力を感じてあらぬ方向へてくてく

歩いてるうちに気がついたらこの辺りにいて。徘徊系。

 

 

そういえば子供の頃に僕は寝ていて夜中に歩いて勝手に出て行った

という話を親から聞いたことがあるけれどあれは本当だろうか?
未だに信じ難いのだけれど。夢遊病と書くと聞こえは悪いけど

睡眠が深いんだと思うとそんなに悪くない気もしたりして。さて。

 

 

 

1月は京都に行った。khatで。

Sonomiさんという方の企画ライブだ。
僕はそれまでにSonomiさんと1度だけ会ったことがあった。

数年前にASIA SunRiseの前座で静岡で弾いたとき。

思えばこれも谷津さんからの仕事だ。

 

 

ライブが終わって話しかけてきてくれた人がいて。

確かBrian Enoについて短い言葉を交わした。

それがSonomiさん。

 

 

それから年月は流れてどういった経緯で再び繋がったのか

メッセージのやりとりをするうちに京都UrBANGUILDという

お店のことを聞いて。僕がやってるようなスタイルに合うのでは

とお店や演奏家を紹介してくれて。興味深く聞いてるうちに

ライブを企画することに決心してくれて。

 

 

Sonomiさんがもともと絵描きだったことはその頃に初めて

知った。僕は絵描きが好きなのでふんふんと目を輝かせて

話を聞いてるうちに素晴らしいフライヤーの下地になる絵を

描きあげてきた。僕のと大樹さんのギター2本にkhatの葉っぱ

があしらえてある。それが立派なフライヤーになって東京から

のお客さんを京都にまで足を運ばせるほど力のあるものに。

 

 

 

それで本当に実現しちゃった。

本人は相当なプレッシャーの中でこのイベントを進めてきた

と思う。普通ならビビって誰も手を出さないような企画を

精神力と気合いと気持ちで実現させ見事乗り切ってしまった。

臆病者の僕には到底なしえない偉業なのでただただ敬服。尊敬。

僕としてはそんな一個人の大きな決断にこんな親密なカタチで

関わることができたことが素直に嬉しかった。

 

 

僕なんていてもいなくても大して役にも立たないのだけど

なにしろ今回は大樹さんがいてくれたからライブもうまくいって

その場にいたみんなが幸せに感じるような夜になった。

ライブっていうのはほんと弾く側だけでなくてお客さんやお店の

方々と一緒に作り上げる空間だから生き物のようで実に興味深い。

僕は今まで大樹さんがいろんな場所で様々な奇跡を起こすところを

目撃してきたので(けっして誇張ではなく)彼の持つライブでの

人間力みたいなものを心底信頼してる。

 

 

ライブについてはSonomiさんがFacebookに書いてくれていた

のでそちらがより臨場感のある文章だと思う。

ので詳しくはそちらで。

 

 

ではでは今回深いやりとりを何度もしてくれたSonomiさん、

khatのおひさまである大樹さん。本当に感謝です。

大樹さんは今回トライアスロンのような車での往復を僕を気遣い

自分ひとりで運転して、ライブもやって体調ちょっと崩してた

はずなのに凄い精神力だった。タフな男だ。

 

視覚芸術で今回の主役のひとりでもありSonomiさんの心強い

サポート役までこなしていたTimePaintingの仙石彬人さん。

素晴らしかったなあ。また是非コラボしたいです。

K-TAROさんとHatchさんは完全に生音で有機的な空間だった。

仙石さんのTimePaintingと歩き回るK-TAROさんのsaxとそれを

支えるHatchさんのガットギターが不思議な融合を見せていた。

良い意味で。

 

中川裕貴さんのチェロとエフェクトは個人的にとても興味深かった。

他で見た事ない。3人編成でも意識的に構築されたインタラクティブ

なバランスが良くて。

 

今回のライブが実現したお店UrBANGUILDさんは店に一歩足を

踏み入れた瞬間に思わず「おぉー」と唸ってしまうほど趣のある

スペースで。大樹さんと口々にその空間の良さを絶賛しながら

帰ってきたくらい何か雰囲気の特殊な場所だった。

お店のRyotaroさんとスタッフの方々、PAの方(名前が〜)。

素晴らしかったです。

 

もちろん来てくれたお客さん。もちろんですね。

その場にいたみなさんに感謝しつつまたこの先も繋がっていくと

良いなと思ってます。ありがとうございました◎

 

 

khatは本日2/3に下北沢BigMouth、3/20に新高円寺StaxFredにて

またゆるゆると弾いています。

 

 

 

 

 

 

 

*ライブ前半の部分の映像を。仙石彬人さんのTimePaintingの様子を見せたくて

今回はカットしないで載っけてみます。いずれにしてもライブ映像というのは

その場で感じるのとは全く別モノになってしまうので映像で表層だけしか伝わらない

のは悲しいのだけど、これら映像はSonomiさんへの記念に:

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コメント: 2
  • #1

    山田 ひろみ (月曜日, 28 3月 2016 01:32)

      コメント欄!
     これは、ブログ作成に付随してくるもので、keiさんが積極的に求めているものではないのかしら?
     khatにコメントがない。。。不思議ふしぎ。。。

     「フライヤー」、ブログに添付されている ポスターのようなものかしら?
     そうならば、素敵ですよね。
     もう数年前のものですが、本物が見たいですもの。
     カットしていないライブの曲も、きれいな音ですね。

  • #2

    kei takasugi (月曜日, 28 3月 2016 02:36)

    「コメント欄」はブログを読んだ方々がコメントを残すスペースですので、コメントが特にないものは誰もコメントを残さなかったということです。確かにこれはブログに付随してくるものなのですが、設定でコメント欄を設けないことも可能かと思います。コメント欄を残してあるのは僕が積極的にコメントを求めているというよりは、第三者の人々が好きにコメントできるようにしてあるだけなんです。そのコメントを僕を含めたまた別の第三者が読めるようになっている感じ。コメント欄に返事を書くケースもあるのですが、出来れば僕自身はここにコメントするのは控えようと思っています。ちなみに「フライヤー」はここではポスターのようにポストされてるのですが、実質的には「チラシ」のことです。


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